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AEDのやさしい使い方(4)。

AEDのやさしい使い方(3)。からの続きです。ひき続き、日本赤十字社  一時救命処置の手順のフローチャートも、あわせてご参照下さい。


さて呼吸を確認後、呼吸をしていないことがわかった場合は、「人工呼吸」と「連続心臓マッサージ」を行います。

AEDのやさしい使い方(2) でご説明のとおり、現実的に「人工呼吸」をちゅうちょする場合も多いので、ここでは「連続心臓マッサージ」のみを行う、ということで解説します。

人工呼吸を行わずとも、「連続心臓マッサージ」だけで、十分に効果があるといわれています。

連続心臓マッサージ」の手順については、心臓マッサージの方法(健康Salad) をご参照ください。

これを30回1セット、1分間におよそ100回のペースで、AEDが届いて使用準備が整うまで続けます。


AED
が手元にある場合でも、近くにいる人がAEDの用意を整えてくれるまで、あなたは「連続心臓マッサージ」を続けることが大切です。

この胸骨圧迫による連続心臓マッサージは、5センチくらい胸が沈む程度に、力を入れて行う必要があります。


力を入れすぎて骨が折れないか?と心配になり、あまり力をいれずに押す人もいますが、それでは肝心の効果が薄れてしまいます。

健康な成人の場合、多少力を入れて連続心臓マッサージを行っても、骨が折れるようなことはありません。


しかしながら、倒れた方がたまたま骨粗しょう症の高齢者だった場合などは、骨にひびが入ったり折れたりする可能性はやはりある、と言われます。

ただし万一その懸念がある場合でも、人命を救うための優先順位からすれば、きちんと心臓マッサージを続けるほうがはるかに大事なのは言うまでもありません。

手順に示されたとおりのやり方で、力をきちんと入れて胸骨圧迫を行いましょう。


前述のとおり、救急車が来るまでこの連続心臓マッサージの動作を続けることは、想像以上に疲れるものです。

あなた一人しか周りにいない状況の場合は、覚悟を決めてがんばって続けるより仕方がありませんが、幸いにもやり方を知っている人が近くにいた場合は、一定間隔で交代しながら続けるようにしましょう。


さて手元にAEDがきたら、添付されているピクトグラム(図解による説明)に従ってAED電極パッドを装着し、電源を入れます。

機器によっては、電源を入れてから「パットを装着してください」とメッセージしてくるものもありますので、説明書の順番に従ってください。

(なお、AED電極パッドのつけ方に関してはちょっとしたコツがあるので、AED、「電極パッド」貼付け時の注意点。をご参照ください。)


続けてAEDが自動的に、心電図の読み取り・解析を行います。この間は、患者に触れないよう、患者から多少距離を置くようにします。

患者に触れて電極パッドがずれたりすると、正確に読み取りできない恐れがあるためです。


AEDのやさしい使い方(1)。で書いたとおり、「除細動」に適応しない事例の場合は、AEDが充電作業そのものを行いません。

心電図解析の結果、電気ショックが必要であれば、AEDが自動的に充電をはじめます。


「離れてください」と強く言って周囲の人を患者から遠ざけ、安全性を確認した後、「通電ボタンを押してください」という音声ガイダンスに従って、「除細動」を実施します(と言っても、ボタンを押すだけです)。

このときは救助者である自分自身があやまって感電してしまわぬよう、同じく患者から離れ、その身体に触れないようにします。


電気ショック、すなわち「除細動」を実施した後は、AEDの音声案内に従って脈拍と呼吸を確認します。

通常は「心臓マッサージと人工呼吸を続けてください」といった内容の音声メッセージが流れますので、AED電極パッドをつけたまますぐに心肺蘇生法を再開します。

(「除細動」の実施後は、電極パッドをつけたままの身体に触れても、問題はありません。)


AEDによっては、除細動の必要はありません」とメッセージが流れる場合もありますが、意識、呼吸がまだないようであれば、同様にAED電極パッドをつけたまま、すぐに心肺蘇生法を再開します。

除細動の必要はありません」と機器が告げたとしても、それは「もう連続心臓マッサージを続けなくてもよい」ということではないので、間違えないようにしましょう。


再び「連続心臓マッサージ」を行うわけですが、これは30回1サイクルとして5サイクル、およそ2分間程度行うこととされています。

もっとも、明らかに意識を取り戻したり呼吸を回復したりといった動作を確認できない限り、救急車が到着するまでは「連続心臓マッサージ」を続けるほうがよいでしょう。


なお救急車が到着するまでは、AED電極パッドを身体からはずしてはいけませんし、AEDの電源そのものも切ってはいけません。

メモリー機能がついたタイプのAEDの場合は、機器に保存された患者のデータを医師に提出し、確認してもらう必要があるためです。


以上がAEDの使い方の、おおまかな流れです。

AEDの使い方(あいちAEDマップ)ではそれぞれの手順について写真付の説明がなされていますので、実際の具体的なイメージを確認して下さい。


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