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AED、1分でわかる使い方(3)。
それでは、手近なところにAEDがある場合の、救命手順について解説します。
まず、大前提として、『周りに誰かいる場合には手助けを求め、役割分担をする』ようにしましょう。
一人しかいない場合は、まず大声を出し、手伝ってくれる人を可能な限り呼ぶようにします。
幸いにしてその中に医師の方がいた場合には、基本的に心肺蘇生とAEDをお願いし、自分はヘルプの側に回るようにしましょう。
本当に自分一人だけで、人がどうしても周りに見当たらない場合は、覚悟を決めるより仕方がありませんが、心配蘇生をしながら救急車の手配、そしてAEDまで一人で全部やるというのは、慣れない状況の中では体力、そして神経を、著しく消耗します。
とりわけ「連続心臓マッサージ」などを一人で長時間続けるのは、大変に体力を使う行為です。
心肺蘇生のための「連続心臓マッサージ」は、明らかな回復がない限りは、途中で中断することなく、ずっと続ける必要があるためです。
加えて、交通量の多い道路上などで発生した場合には、まかり間違うと、自分が二次災害に巻き込まれる危険すらあります。
ですので、「まずは周囲に大声で助力を求め」「二次災害に巻き込まれぬよう、安全な環境を確保」したうえで、以下の救命措置に臨むようにしましょう。
ここからは、日本赤十字社のホームページ 一時救命処置の手順のフローチャートに従って解説しますので、時々チャート図をご参照ください。
さて、協力者が周囲にいた場合には、まずその方に119番(救急車)の手配と、AEDの準備を依頼します。
自分が救命処置を行う場合は、上記に並行して、以下の手順で行います。
(1)まず、倒れている人の意識を確認する。
「大丈夫ですか!」などと、大声で呼びかける。
頭部などの外傷が疑われる場合には、むやみに動かさないようにすること。
(2)倒れている人の気道を確保し、呼吸があるかどうかを確認する。
気道とは、「呼吸する際の空気の通り道」のことで、意識を失った場合には舌根が落ち込み気道がふさがりやすくなるために、そこを空けて確保する措置をとります。
これは、当人を仰向けに寝かせて、片方の手でひたいを押さえ、もう片方の手の人差し指と中指でこころもちゆっくりと、あごを上に持ち上げるようにします。
口の中に異物が見えるときは、取り除くようにします(ただし難しそうならば、逆に口内に押し込んでしまう危険性もあるので、無理にはやらないようにします)。
呼吸の確認は、相手の顔に耳を近づけて呼吸音を確認したり、胸の動きを目で観察したりします。
AED、1分でわかる使い方(4)。では、その後の「連続心臓マッサージ」とAED使用の手順について、解説を続けます。